1859年、横浜が開港、次々に外国の船が来航し、横浜居留地には多くの外国人商社が居を構え、日本人商社も設立されました。 それらの商社を通じ、横浜港の貿易は大きく発展し、開港から昭和の初めまで、貿易の輸出品の多くが、生糸となったのです。 生糸は、陸路や河川を使って、横浜へ運ばれました。1909年には、日本は中国を抜いて世界一の生糸輸出国になりました。 こうして、日本の蚕糸業は、日本の経済を支え、近代化に大きく寄与したのです。 そして、シルクの街・横浜からは、日本の各地に外国文化が波及していきました。 シルク博物館は、こうしたシルクに関する歴史をたどりながら、 絹の科学・技術の理解を深めるとともに、主要なシルク製品の産地の紹介、 貴重な絹服飾の工芸美の鑑賞の場を提供しています。 博物館の展示では、年間を通じた常設展と、季節ごとに特別展等を開催しているほか、真綿づくりやくみひもの実演など講習会も開催し、シルクの普及を図っています。 また、シルクに関する様々な貴重な資料を保管し、閲覧に供しています。 博物館の入口には、シルクミュージアムショップがあり、さまざまなシルク製品の販売も行っています。 シルク博物館は、このような取り組みを通じ、シルクの需要の促進を図るとともに、横浜や神奈川における国際観光の振興にも寄与することをめざしています。 シルク博物館は、世界的にみても、シルクを専門的に扱った数少ない施設であり、横浜を訪れる外国人もふくめ、多くの人に親しまれています。 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)※障害者手帳の提示で無料 ※特別展は別途料金月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)年末年始(12月28日から1月4日)展示替のため臨時休館することがあります。シルク博物館住所: 〒231-0023横浜市中区山下町1番地 シルクセンター2階TEL: 045-641-0841FAX: 045-671-0727※ 公共交通機関をご利用下さい。
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